アナログの趣
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こんにちは。

渋谷支社に入社したばかりの新人ライター・橘です。




「趣味とまでは言えないけど、わりかし好きかもな、これ…」くらいのもの、

皆さんには何かありますでしょうか?

私の中でそのポジションにいるのは、フィルムカメラです。




現在、私が所持しているのはこちらの3点。

左から「コダックEKTAR H35」「HOLGA135」「写ルンです」です。






実は「コダック EKTAR H35」は人にいただいたばかりで未使用なのですが、

見た目がかわいいので載せました。







中央の「HOLGA135」は中国製のカメラで、近年よく見かける「トイカメラ」の有名なシリーズ。




素人には案外撮影がむずかしく、

フィルム送りを失敗したり無意識に多重露光(*)で撮ったりしています。




とはいえ

「逆に味、出てんじゃない?(主観)」

と思わせてくれるのが、フィルムカメラのいいところ。





▲やたら管の多い団地。フィルム送り失敗作。





▲紫陽花とお寺の裏手。勝手に多重露光されていた。


*多重露光:2枚以上の画像を重ねて写し込む写真技法のことらしいです。







右端の「写ルンです」は老舗も老舗、

世界初のレンズ付きフィルムカメラだそうで、ご存じの方も多いかと。

コンビニや観光地などでも売られているインスタントカメラですね。




こちらは素人でも扱いやすく、失敗が少なくて済むのでありがたい代物です。





▲“魂”について考えさせられた光景。





▲野生の手袋がピースしていた台風一過の朝。





これらのカメラでは、現像するまで写真を確認できません。

たくさん撮影するわけでもない私がフィルムを使いきり、

いざ現像する頃には、いつ何を撮ったか思い出せないことがほとんど。





だからこそ、現像された写真を見て、かつて私の見ていた景色が

いくつかの思い出や感情と共にブワッと蘇る瞬間には、

なんとも言えないささやかな喜びを味わえるのです。






それでは本日はこの辺で。
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