トリック・オア・トリート!
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トリック・オア・トリート!



ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
北海道支社・制作事業部ライターの山寺です。



さて、10月31日といえばハロウィン



起源などの細かい話は置いておいて、とにかくめっちゃ仮装できる日ですね!

各ショップに仮装衣装が並ぶほか、

こと北海道においては、狸小路商店街で大きめの仮装イベントが執り行われるほどの盛り上がりっぷり。

カフェや商業施設などもハロウィンを意識した飾り付けがなされ、街全体が活気づいている気がしてなりません。







そんなハロウィンですが、魔女やゆうれいなどの格好をした子どもたちが

トリック・オア・トリート!

と、近所中を回ってお菓子を狩りに行くことで有名かと思います。



しかし山寺、ここで気がついてしまったんですねえ。

「似たようなイベント、北海道には何十年も前から根付いているぞ!」と。







というのも、北海道各地では七夕の際、

子どもたちが近所の家を回ってお菓子をもらい歩く“ローソクもらい”という文化があるのです。


古くは行灯などに使うローソクを集める目的があったようですが、

時が経つにつれて子どもたちのメインターゲットはお菓子へと変化。

各家を訪問しては、「ローソク出ーせー出ーせーよー」と歌ってお菓子狩りを行うという

……まさにハロウィンのごときイベントなわけです。

地域によっては“ローソク出せ”とも呼称されるこちらの行事、

山寺家では「だせだせ」と呼んでいましたね。懐かしい。







さて、そんなローソクもらいですが、道内各地で囃子唄の種類が違うという特徴もあります。

山寺の近所だと、

「ローソク出ーせー出ーせーよー 出ーさーないとー ひっかくぞー おーまーけーにーかっちゃくぞー」

という歌が一般的。

(※「かっちゃく」とは方言で「ひっかく」の意)



しかしところによっては、

「ローソク出ーせー出―せーよー 出ーさーないとー かっちゃくぞー おーまーけーにー噛みつくぞー」や、

「竹に短冊七夕祭り 大いに祝おう ローソク1本ちょうだいなー」など、

種類は実にさまざま。

北海道支社の面々に聞いても、みんながみんな違う歌で覚えているほどです。


ちなみに、育った地域によってはローソクもらい自体やっていなかったという方もいるので、

そういった意味でも興味深いイベントかと思います。







私の幼い頃は、近所中を回るとコンビニの袋いっぱいのお菓子を調達できる神イベントだった記憶がありますが、

個人情報が云々とか防犯的にどうとかで、最近ではローソクもらいを実施する地域自体が少なくなっているのだとか。

いやあ、幼い頃から慣れ親しんだ文化がなくなりつつあるというのは悲しいものですね……。



ということで、感傷に浸っていてもしょうがないので、

ドンキでお菓子を大量買いしてきちゃいました!

欲しいものは自分で手に入れる。それが山寺の流儀ですからね♪







以上、買ってきたお菓子を着々と減らしながらブログを書き散らす山寺でした。


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