ブログをご覧の皆さま、こんにちは。
北海道支社・制作事業部ライターの山寺です。
さて、私は前回のブログにて「ものの数え方」を取り上げ、住宅の数え方についてもご紹介しました。
その中でマンションやアパートを数えるときには「棟(とう)」を使うとしたのですが、私は今になって思いました。
「マンションとアパートって、何が違うんや?」と……
ということで今回は、「似ているものの違い」を調べてみようの回です!
まずはマンションとアパートの違いから。
結論から言うと、アパートとマンションの定義は法律などで明確に決まっているわけではないそうです。
私は正直、「違いがないのかい!!!」という気持ちでいっぱいなのですが、調べることに意味があるのです。
というか、そういうことにしておいてください!
ちなみに、一般的には建物の構造で区別するらしく、木造や軽量鉄骨造の2階建てまでの建物を「アパート」。
鉄筋コンクリート造や鉄骨鉄筋コンクリート造の、3階以上の高さがある建物を「マンション」と呼ぶケースが多いそうです。
また、建物名に使われる
「コーポ」「メゾン」「ハイツ」「レジデンス」「ヴィラ」などの名称にも、
使い分けの定義はないのだとか。
続いては、印鑑とハンコの違い。
ハンコとは、皆さまが持つ「名字などが先端に彫られた道具」そのものを指し、
印鑑とは「押したときに紙に写る文字」を指します。
そのハンコの種類で「実印」や「認印」などありますが、
「実印」が印鑑登録されたはんこで、「認印」が届け出を出していない個人のはんこ。
字面の印象的に「逆だろ!」と感じてしまうのは私だけでしょうか。
ちなみに「ハンコ」の正式名称は「印章(いんしょう)」というみたいですよ。
さて、ここからは食べ物の違いについて。
まずはチャーハンとピラフ。
チャーハンは炊いたあとのお米を炒めて調理する、中国発祥の料理。
一方でピラフは炊く前のお米を炒めてからスープを加えて調理する、フランス発祥の料理です。
ピラフは日本でいうところの炊き込みご飯みたいなものと覚えれば、わかりやすいかもしれません。
続いて、国産牛と和牛。
国産牛とは読んで字のごとく、
「日本国内で生産された牛」のことで、
品種は問わず、
国内で3カ月を超えて飼育されている牛や、
それまでの飼育期間のうち、
日本で飼育された期間が最も長い牛は「国産牛」となります。
たとえば、
アメリカ生まれ日本育ちの牛がいたとしても、
上記の条件を満たしていれば国産牛と呼ばれるわけです。
一方で和牛は厳格な条件を満たした牛にのみ与えられる品種名で、
「黒毛和種」「褐毛和種」「日本短角種」「無角和種」の4種類。
それらすべてが純血個体であるうえに、
食用肉としての品種改良が重ねられていることから、国内外で高い人気を誇っています。
つまり、和牛は生まれながらにして和牛であり、国産牛はその限りではありません。
それでは最後に、日本が世界に誇る国民食、カレーライスの違いをご紹介します!
「え? カレーライスに違いなんてあるの?」と思ったそこのあなた。
あなたが想像しているカレーライスは「ライスカレー」ではないでしょうか?
こちらのイラストのように、お皿にご飯を盛り付けて、その上からカレールーをかけるスタイルのものは「ライスカレー」と呼ぶそうです。
そもそも、江戸時代末期にイギリスから日本に伝わったとされるカレー。
明治維新の頃に食肉が解禁され、明治時代初期にはご飯の上にカレールーをかけた「ライスカレー」が大衆に一般化したといいます。
では「カレーライス」とはなんなのか。
昭和初期、すでに一般化したライスカレーとは違い、
香辛料や具材にこだわった「高級カレー」を提供するお店が出現。
そこではカレーの提供方法が異なり、お皿に盛ったご飯とは別に、ルーをソースポットに入れて提供していたのだとか。
そのため、大衆的なライスカレーと高級カレーを差別化するべく「カレーライス」という呼び方が誕生したそうです。
とはいえ、最初こそ区別されていた「ライスカレー」と「カレーライス」ですが、
時代が進むにつれてカレーライスの名称が一般化。
もはやライスカレーは、過去の産物かもしれません。
ですが私は、好きな食べ物を聞かれたら「ライスカレーです」と答えていこうと思います!
だって、ご飯とルーで分けてあると食べにくいですから!
以上、カレーうどんには玉ねぎが入り、カレー南蛮にはネギが入るという豆知識を、華麗に披露する山寺でした。